フラワーアレンジメントの基本の形・バランスのとり方
アレンジの基本となる形をご紹介します。
基本をマスターしておくと、それらを応用してオリジナルの作品を作ることができます。
フラワーアレンジメントの基本の形
・ラウンドドーム形(丸形)
→360度花を飾るラウンドドーム型(丸形)です。
・扇形(ファン)
→末広がりの扇形です。
・三角形(トライアングル)
・水平形(ホリゾンタル)
・L字形
→Lの字を構成します。
これらの形に対して、形が定まっていないものを「フリースタイル」と言います。
三方見と四方見とは
フラワーアレンジメントの作品を飾る場所によって、ふさわしい形を作る必要があります。
・三方見
→壁や角など背後から見る必要のない場所ですと、三方見になります。
正面を中心に三方向から鑑賞するアレンジです。
アレンジは180度で展開するため、背後に花を挿す必要がありません。
アレンジの重心はやや後ろです。自然に見えるようにしましょう。
三方見のアレンジメント・・・扇形(ファン)、三角形(トライアングル)、L字形
・四方見
→テーブルなどどの角度からも見ることができる場所ですと、四方見になります。
どの角度からも、360度鑑賞できるアレンジです。
左右前後、真上から見られることを意識してアレンジしましょう。
アレンジの重心は、円の真ん中に持ってくるようにしましょう。
三方見よりもやや低めにアレンジします。
四方見のアレンジメント・・・ラウンドドーム形(丸形)
アレンジメントをバランスよくするコツ
・アウトラインをとる
小花やアレンジメントの流れとなる花材を使います。
アレンジ全体のアウトライン(輪郭)を取ることでバランスを決めます。
・左右対称はNG
花首が横ばいにならないようにし、左右対称ではなく少しずらすことでアレンジが単調になりません。
・一番目立つ花は中心に挿す
花材の中から1番輝いているもの、主役になるものを選んでアレンジメントの中心に挿しましょう。
これをフォーカスポイントと言います。
・濃い色の花はなるべく中心に挿す
濃い色は一番目立つ花の周辺、中心付近に挿しましょう。
外側に挿すと焦点が散漫してしまいます。
・大きい花は低く、小さい花は高い場所に挿す
大きい花はなるべく低い位置に挿し、重心を下に持ってきましょう。
小さい花は高い場所に挿すことでバランスがよくなります。
・少し離れた位置からチェックする
バランスよく仕上げるには少し下がって遠くから、形・バランスの良さをチェックしましょう。
吸水スポンジが見えていないかどうかもこの時に確認します。