セントポーリアの原産地、花言葉、育て方、寄せ植え

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セントポーリアの原産地、花言葉、育て方、寄せ植え
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目次

セントポーリアのプロフィール

一般名:セントポーリア
学名:Saintpaulia
科名:イワタバコ科
属名:アフリカスミレ属
原産地:タンザニアから南アフリカにかけて
茎高:10cm~20cm
花形:直径3cmほどの5弁花の散房花序
開花時期:ほぼ1年中

セントポーリアの特徴

セントポーリアには、24種の原種があります。表面にうぶげのような毛がある丸っこくて肉厚の葉の中から茎が伸び、先端にいくつかの花をつけます。花びらは5枚で、中心に鮮やかな黄色の葯が2つあります。この花の形がスミレに似ていて、原産地がアフリカであることから、アフリカスミレの別名があます。和名もアフリカスミレですが、種としてはスミレとは関係がありません。原種は紫が多いですが、青、ピンク、白、など色も豊富で、縁取りがあったり、縞模様があったりと模様入りの栽培種もあります。

セントポーリアは「室内鉢花の女王」、深窓の令嬢のような花というと、育てにくいのかと思いがちですが、セントポーリアは素直な令嬢なので、育てにくいということはありません。光を調節してあげさえすれば、一年中花を咲かせてくれるのです。レースのカーテン越しの柔らかな光が最適といわれ、蛍光灯の光でも花を咲かせます。葉挿しでどんどん増えるのも、強みです。原種は24種ですが、園芸品種は3万種近くあるといわれ、色や模様も豊富で、色とりどりのバリエーションを楽しむことができます。第二次世界大戦後、アメリカで人気が出て、「室内鉢花の女王」といわれるようになりました。家の中にいる時間が長い、冬が長い北欧でも人気の花です。

セントポーリアの花言葉

「小さな愛」、「小さな恋」、「深窓の美女」

セントポーリアの小さくて愛らしい花にぴったりの花言葉ですね。「深窓の美女」というのは、セントポーリアが寒さに弱く、直射日光にも弱いために、部屋の中で大事に育てられる様をなぞらえたもののようです。元々、標高2000mほどの高さの岩陰に自生するセントポーリア、決してひ弱な植物ではないのですが、栽培種として、生まれ故郷とは違う所で育てる時には、配慮が必要です。

セントポーリアの名前の由来

セントポーリアという名前は、発見者のセントポール男爵の名に由来します。当時ドイツ領だった今のタンザニアの州知事だったセントポール男爵は、1891年、ドイツに住む父親に何種類かの未知の植物の種を送りました。その種はハノーバーにあるヘレンハウゼン王立植物園で栽培され、翌年、新種と認定され、種を送ったセントポール男爵にちなんだ名がつけられました。

小さいけれど部屋の雰囲気を変えるセントポーリア

セントポーリアは、背丈が15cmほどと小さいので花束にできる花ではありません。でも、人間が心地よく過ごせる室内で、カーテンの内側に置いておくと、小さな鉢でも、一年中花を咲かせてくれます。何色かの鉢を並べておくと、部屋のアクセントになります。雨が降る地域の植物ではないので、水やりは、上からあげるのではなく、葉の下に水をやるようにしたらよいとか、または、鉢の下の水受けに入れておくと根が必要な分だけ水を吸い上げてくれるので、水を張っておいてあげてもいいようです。葉挿しで増えるので、小鉢に植えて増やしたものを、お友達にプレゼントしてあげるのも良いなあと思いました。特別な日でなくても、普段からのお礼に、「小さな愛」のおすそ分けとして。