どんな環境でも育つ強い花!マツバギクの特徴と花言葉♪花言葉の由来とは?

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どんな環境でも育つ強い花!マツバギクの特徴と花言葉♪花言葉の由来とは?
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目次

マツバギクのプロフィール

一般名:マツバギク
学名:Lampranthus spectabilis
科名:ハマミズナ科
属名:マツバギク属
原産地:南アフリカ
茎高:10cm~30cm
花形:直径3cm~10cmの菊状花
開花時期:3~6月

マツバギクの特徴

マツバギクは、多年草で、時を経ると茎は木質化し、根元から分枝します。大きな株は幅1mを超えることも少なくありません。南アフリカ原産らしく、高温や乾燥に強く丈夫で、路傍の緑地帯や石垣などでも栽培され、よく見かける植物です。多肉質の葉は、断面が三角になった棒状で、多数つきます。細い紫色の花弁が多数中心部から放射状に出る花がつきます。鮮やかな色で、光沢があり光り輝くように見えるのが愛らしい花です。この花は、朝開き、夕方に閉じるを繰り返します。まるで、夜になると眠り、朝が来ると起きるかのようです。4月から6月にかけて花が咲き、一つの花が何度も開花するという特徴を持っています。花の色は、圧倒的に濃い紫が多いですが、薄い紫色やピンク色、白や黄色、オレンジ色の花を咲かせる種類もあります。

マツバギクの花言葉

「忍耐」、「順応性」、「ゆったりとした気分」、「怠惰」、「暇」、「無為」、「心広い愛情」、「無邪気」、「可憐」

マツバギクの花言葉の由来

「忍耐」、「順応性」は、どんな環境下にあっても枝分かれし、増えていく様に由来しているものです。

「ゆったりとした気分」、「怠惰」、「暇」、「無為」というのは、夜や日光がささない天気の悪い日には、花を閉じてしまう習性にちなんでつけられました。花を閉じているからといって、「怠惰」とか「無為」といってしまうのはひどい気もするのですが。むしろ、開花を毎日繰り返す、勤勉な花ではないかと思ったりもします。

マツバギクの名前

日本語ではマツバギク。この名前は、この花の形が菊に似ている一方で、葉が松葉のような形状をしているために、マツバギクと呼ばれるようになりました。多肉質の厚い葉がサボテンに似ていることから、サボテンギクという別名で呼ばれることもあります。

学名は、「ランプランサス」(Lampranthus)です。ギリシャ語のLanpros(輝く)+Anthos(花)からできた言葉です。確かに、マツバギクの花は光沢があり、日光が差す間開いているので、日の光を受けてさらに輝くように見えます。英語だと、フィグマリーゴールド、マリーゴールドの花に似ているからだそうです。

どんな状況でも花を咲かせるマツバギク

マツバギクは、乾燥にも高温にも強く、どんな状況でも増えて花を咲かせる強い植物です。緑地帯等で見かけることも多いですが、決して良い環境とは言えない環境でも、日の光を受けて輝く花を咲かせています。日中しか開いていませんが、夜はどのみち見えないので、花を咲かせていなくても問題なし!むしろ、休んでくれていると思うとホッとします。そんなマツバギクは、強さが仇になって、美しい花であるにもかかわらず、切り花として飾られたり、鉢植えとして大事にされたりといったことがほとんどありません。でも、石垣に植えられてハンギングになっていたりグランドカバーとして使われていたりとガーデニングでも重宝されている花。適材適所という言葉が似あうような気がする花です。