人が集まり人間関係を築くリビングの花風水・白バラの花言葉と歴史
目次
リビングの花風水
リビングは家族の団らんの場所であり、特別に応接間などを持たない限りは友人やお客様を通す場所でもあります。リビングの雰囲気が暗いと人が集まりにくくなり、反対に明るければ居心地の良さから人が集まってきます。よく、お金は人が連れてくると言いますし、良い人間関係は良い運気をもたらします。この人間関係を築くのに大切な場所であるリビングを花を使った風水で整えてみませんか?今回は方位別のリビングの花風水について紹介いたします。
北のリビングの花風水
「冬」の気を持つ北のリビングには温かみのあるピンクやオレンジ、白の花を飾りましょう。ピンクは女性の魅力をアップさせる色であり、オレンジは人間関係を良くする色です。白は「陰」の気を持つ北のリビングに浄化や癒しを与えてくれます。
北東のリビングの花風水
鬼門とされる北東はリビングに向かない方位とされていますので、換気を良くして清潔に保ちましょう。北東と相性が良いのは黄色と白の花。黄色は金運を上げる色であると共に気持ちを明るくさせてくれる色です。白い花は神聖な場所である鬼門を浄化してくれます。
東のリビングの花風水
朝日が一番に入る東のリビングは家族運にとても良い影響を与えます。東と相性の良いのは白、青、緑の花。白い花は浄化作用で健康運をアップさせますし、青い花はリビングを落ち着いた雰囲気にしてくれます。緑はオレンジ色と同じように人間関係をスムーズにする色です。
南東のリビングの花風水
日当たりの良い南東は「陽」の気にあふれておりリビングに最も適した方位です。「風」の気を持ち人間関係を運んでくる方位とされる南東と相性が良いのはオレンジと緑の花や観葉植物。この2色はやはり人間関係を良くする色ですのです。方位との相乗効果で家族や友人との人間関係がさらに向上します。
南のリビングの花風水
季節では「夏」を表し太陽の光が降り注ぐ南もリビングに向いている方位です。南のリビングに向いているのは赤と紫の花。赤と紫は南と同じ「火」の気を持つので相性が良いのです。赤の花は人気運や社交運をアップする効果がありますし、紫の花はリビングの雰囲気をワンランクアップさせてくれます。
南西のリビングの花風水
南西もリビングに向いている方位です。裏鬼門である南西が散らかっていると様々な問題を引き起こしますので、いつも綺麗に片付けておきましょう。南西のリビングが整っていると女性の運気がアップします。南西と相性が良いのは黄色と紫。黄色の花は気分を明るく元気にしてくれますし、紫の花はリビングの格を上げてくれます。
西のリビングの花風水
西のリビングと相性の良いのは黄色や白。「金」の気を持ち金運をアップさせる方位である西に、お金が好む黄色と白の花を飾って金運を呼び込みましょう。黄色ばかり使いすぎると浪費がちになりますので黄色と白の花を混ぜて飾るのがおすすめです。
北西のリビングの花風水
北西はあまりリビングに向いていないのですが、照明や空調を良くすれば風水上の欠点は改善できます。これに加えて花風水でさらに環境を整えましょう。北西と相性が良いのは黄色、ピンク、白です。黄色は金運アップや元気が出る効果、、ピンクは優しさやビューティー運アップの効果があります。また北西に白い花を飾れば仕事運や財運がアップすると言われています。
リビングの花風水まとめ
今回は方位別のリビングの花風水について紹介いたしますした。リビングに向く方位や向かない方位はありますが、花風水を取り入れることにより部屋の運気を補うことができます。人が集まるリビングに花を飾り家族の健康運や人間関係を向上させましょう。
白バラのプロフィール
一般名:白バラ
学名:Rosaceae Rosa
科名:バラ科
属名:バラ属
原産地:ヨーロッパ、アジア
茎高:30cm~40cm
花形:5弁~多弁花
開花時期:5~10月
白バラの歴史
世界史の授業で習った世界最古の四大文明、チグリス・ユーフラテス文明といわれるオリエントの地や中国で5千年も前に栽培されていたバラの花。古来から、人々に愛され、人類の生活とともにあった花です。ギリシャ神話によると、美と愛の女神アフロディーテは、帆立貝の中から産まれた時、空からバラの花びらが降ってきたとされており、バラとのエピソードが多い女神です。白バラと赤バラに関しても興味深いお話があります。アフロディーテが瀕死の恋人アドニスに駆け寄ろうとしたときに白いバラの生垣につまづき、バラのとげでけがをしてしまい、彼女の血が落ちたところに赤いバラが育ったというお話です。白いバラは、何色にも染まっていない無垢の状態、だと感じます。
白バラの花言葉と由来
白いバラの花言葉は、「純潔」、「私はあなたにふさわしい」、「心からの深い尊敬」、「約束を守る」、「無邪気」、「恋の吐息」と、真っ白な花のイメージにふさわしい言葉が並びます。興味深いことに、白バラの蕾には、また別の花言葉があります。「純潔」もあるのですが、「少女時代」、「愛するには若すぎる」というものです。
世界中の宗教や芸術、民俗学、思想を研究し、使われているシンボル1500項目を分類し、解説している「世界シンボル辞典」によると、白いバラは「光の花」で「無垢、処女性、霊的開花、魅惑」のシンボルです。純白のバラの花は、確かに神々しく光り輝くようです。蕾はまだ固く、「愛するには早すぎる」という花言葉通りかもしれませんが、その蕾が開花していく様には魅惑されます。凛とした白バラは、「純潔」、全く邪気がないという意味で「無邪気」、黒くどろどろしたものがない「心からの深い尊敬」に値するイメージをもっています。
白バラのエピソード
その白バラのイメージは、多くの文学作品や音楽にも使われています。また、社会運動のシンボルとしても使われたことがあります。第二次世界大戦中のドイツで、大学生を中心としたメンバーが行った非暴力主義の反ナチ運動は「白バラ(又は白バラ抵抗運動)」と呼ばれ、戦後高く評価され、映画化もされています。ナチスに虐げられるポーランドのユダヤ人居住区や東部戦線の惨状を見て、反戦の姿勢を示し処刑されたまだ若い学生たちは、まさに「心からの尊敬」にふさわしい白バラだったのでした。ドイツでは、彼らの運動をモチーフにした白バラの切手も発行されています。
無垢な白さの中に強さがある花
白バラの花言葉の筆頭にくるのは「純潔」、「純潔」というのは、一時的なことではなく、ずっと清さを保たなくては得られないもの、実は難しいことだと思います。何色にも染まらず、自分なりの強さを持っている花、それが白いバラ。だからこそ、レジスタンス運動の名にも使われたのでしょう。小説や歌の中にもたびたび登場する、愛され続けているモチーフなのも納得がいきます。そんな、穢れのない強さを持ち続けてほしいという願いを込めて、白いバラの花束を新たな人生を始める人たちに贈りたいと思いました。大学を卒業し就職する方たちや、結婚する友人に。結婚式でブーケなどに使われていることが多いのも、白いバラの花言葉やエピソードを調べてみると、納得です。