ケイトウについて!初心者でもできる上手な育て方♪

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目次

ケイトウ

花 名:ケイトウ
科目:ヒユ科
別名:セロシア・カラアイ・ケイカン
原産地:熱帯アジア・インド
開花期:7~11月
草丈:30〜90センチ
花色:赤、黄、桃、橙、白など
花言葉:おしゃれ 風変わり 色あせぬ恋 情愛など

日本で古くから親しまれた定番花

ケイトウは、花壇やコンテナ植えに適し、比較的育てやすいヒユ科の植物です。 実は花のように見える部分は茎が変化したもので、実際の花はとても小さくその下に密生しています。
赤、黄、桃、橙、白と、色鮮やかに沢山の花(茎)を咲かせる一年草です。
この個性的な名前の由来は鶏の鶏冠(トサカ)からきています。花(茎)の形がトサカに似たトサカケイトウが一番よく知られていますが、種類はとても豊富です。
最近よく街角で見られるのは、「キャンドル」とも呼ばれるヤリゲイトウです。
また、縦に穂状に咲くノケイトウ、球状や羽毛の様な花(茎)をつけるなど様々な種類があります。

水はけ良く日がたっぷりの環境で育てましょう

春に種をまくと、夏から秋にかけて色とりどりの花(茎)を楽しむことができます。
コンテナ寄せ植えにも適していますが、地植えにすると、どんどん新しい芽を伸ばし大きく生長します。
種まきは、4月下旬~6月上旬に平鉢などに行い、その後大きく育った苗を一本ずつポットやコンテナ、花壇などに植え付けます。
移植を嫌うので、小苗のうちに根鉢を崩さないよう、株間20センチで定植します。
苗から育てる場合は、茎のしっかりしたふらつきのないものを選びましょう。
暑さ、日差しを好む特徴があるため、充分日に当たる場所で育てる必要があります。
水をよく吸い生育旺盛な品種なので、必ず水を切らさない様に気をつけてください。
ただし、水はけの悪い土に植えると根腐れを起こしやすいので、必ず水はけの良い植え付けを心がけましょう。

個性的な形を生かすように寄せ植えを楽しみましょう

ケイトウは、個性的な形をした植物ですので、組み合わせを間違えると少しうるさい印象の寄せ植えになってしまいますが、個性を上手く生かすと、とても華やかに仕上がります
例えば、ヤリケイトウには、コリウスやイポメアなどのリーフと合わせやすいでしょう。
コリウスやイポメアは葉の形状はケイトウと似ています。
なおかつ少し模様や色合いに特徴がありますので、ケイトウの個性を殺さずに華やかに際立たすことができます。
あるいは、すらっと背の高いノゲイトウを直植にし、その周りを立体的に中ぐらいの丈、低い丈の植物、の順で取り囲むように他の花を植えてあげると、奥行きが出て綺麗に仕上がります。
中丈のユウギリソウ、その手前に背の低いユーフォルピアなどもお勧めです。

一年草を長く楽しむために

ケイトウは日本で品種改良された世界でも知られた植物です。古い時代に中国から朝鮮半島を経て日本に渡来しました。歴史のある植物です。
様々な種類の中でも、ヤリケイトウは、まるで小人の帽子の様に、色とりどりのかわいらしいとんがり頭の花(茎)で楽しませてくれます。その様子はなんともチャーミングです。
ケイトウは、その形も質感もどこか温かみがあり存在感抜群。ユニークで他にない個性があり、それがケイトウならではの魅力です。
ただ、一年草なので、楽しめる期間は決して長くはありません。長く楽しむ為に、夏の花(茎)が咲き終えた頃、茎を短めに切り詰めてあげると、脇から新しい芽が伸びてきて秋にもまた花(茎)を楽しむことができます。
また、夏の温かい時期の植物ですが、花の質感が温かいので秋冬にもよく似合います。
秋口に花束などにしてプレゼントしても喜ばれるでしょう。