トレニアの色、花言葉、育て方のコツ
目次
トレニアの基本情報
花 名:トレニア
科 目:ゴマノハグサ科
別 名:ナツスミレ、ハナウリクサ
原産地:熱帯アジア
開花期:6〜10月
草 丈:20〜30cm
花 色:白、青、紫、黄、桃
花言葉:ひらめき、温和、愛嬌、可憐な欲望
トレニアの特徴
トレニアは熱帯アジア原産で、ゴマノハグサ科の一年草です。紫系、ピンク系、白、複色と花色の豊富な一年草タイプと、茶褐色の花芯や青紫などの個性的な多年草タイプとあります。高性種や矮性種、茎が地面を這うクリーピングタイプのものがあります。
暑さに強く、日なたでも日陰でもよく花をつけることでよく知られています。非常に生命力が強く、育てやすい植物です。
開花時期は6~10月にかけての暑い時期で、スミレに似た約3cmの小ぶりで涼やかな花を房状に咲かせます。最近では大輪タイプも登場して、下垂れするタイプやほふくタイプと様々な種類があります。
トレニアの育て方
トレニアは夏の暑さに強く、生育温度は20~30℃と高めです。湿気気味で有機質に富んだ、水はけのよい土壌を好むので、とくに夏場の水やりは忘れないように気をつけます。追肥を忘れずに行うと沢山の花を付けて、長く楽しむ事ができます。2週間に1回程度の肥料やりが目安です。
寒さにはあまり強くなく、霜や雪があると枯れてしまいます。多年草タイプのものは、11月~3月頃まで明るい室内で管理することで、翌年も花を楽しむ事ができます。
繁殖は種まきで行います。まく時期は4月中旬〜5月上旬が最適です。6月中旬、5〜6cmに育ったものから順に、花壇や好みの容器に植えつけます。寒い環境では育ちにくいので、必ず温暖な環境や時期に行います。
たくさんの花をつけさせ、こんもりとした株に仕立てるためには、先端の芽を摘む摘心を行います。草丈が10cm位の時に上から2節目くらいのところで芽先を摘むとバランスの良い草花で開花します。
また、一番花が終わる頃、切り戻しを行うと、秋に再び美しい花を楽しむ事ができます。
花後に実を結ばないように、こまめに花がらを摘みましょう。
トレニアの色
一般的に多く流通しているトレニアは、こんもりと茂ってから自然に垂れ下がるように育つ、クリーピングタイプのものが多く、高さのあるコンテナやハンギングバスケットに向いています。また、ほふく性のあるものは、グランドカバーや、花壇の縁取りに適しています。
トレニアのかわいいピンクをアクセントに使い、草丈の高いカラミンサは後ろに、アイビーやニチニチソウと合わせる寄せ植えはナチュラルな雰囲気でお勧めです。
ワインレッドのペルシカリア、イエローリーフのベアグラスなどと組み合わせて、ボリュームのあるハンギングバスケットも夏に映えて美しく仕上がります。茂りすぎたら随時刈り込みましょう。また、シルバーリーフやハツユキソウとの相性も良いのでお勧めです。トレニアは日当たりが悪いと花数が極端に少なくなるので、設置場所に気をつけましょう。
トレニアのまとめ
花色の種類が多様で、夏のガーデニング素材として大人気のトレニア。
日本には明治時代初期に持ち込まれました。この後国内でも品種改良が盛んに行われ、今ではバリエーションも豊富です。最近は、エディブルフラワー(食用花)としても利用されています。また、バラ・キク・ランなどと並ぶ遺伝子組み換えが可能な花の代表格としても知られています。
コンテナやハンギング、花壇と用途が幅広く、盛夏でも涼しげな花を沢山咲かせてくれるのが、トレニアの魅力です。非常に丈夫で病気や害虫にも強く、ガーデニング初心者にもやさしい品種と言えるでしょう。
まるで口をポッカリあけた様な覆輪の花弁は、なんとも可愛らしいですね。
真夏の暑い時期に涼しげに咲く、トレニア栽培に挑戦してみるのはいかがですか?