センニチコウの開花時期と正しい育て方、花言葉とは?

アフィリエイト広告を利用しています

Pocket

目次

センニチコウの基本情報

花 名:センニチコウ(千日紅)
科 目:ヒユ科
別 名:センニチソウ、ゴンフレナ、センニチコウ
原産地:グアテマラ・パナマ
開花期:6〜10月
草 丈:20〜60cm
花 色:白、赤、桃、紫
花言葉:色あせぬ愛、不朽

センニチコウの特徴

センニチコウは、熱帯アメリカや北アメリカ南部原産で100種類ほど種類があると言われています。その中で、園芸品種として栽培されるのは「センニチコウ」と「キバナ(黄花)センニチコウ」の2種でしたが、最近では「ファイヤーワークス」と呼ばれる品種が出てきて、人気を集めています。
センニチコウは、長い花茎の先端に小花を密生した直径約2センチの可愛らしい球状の花を咲かせます。茎、葉とも粗毛を生じます。花色は、白、赤、桃、赤紫、青紫などです。草丈は15〜30cmの矮性種と、60cmくらいの高性種のものがあります。
名前の由来は、花の寿命が長く、水分含有量が少ないため「千日色があせない」という意味から来ています。この様に、乾燥させても色や形が変わらないのでドライフラワーに適しています。また、花もちがよく、花期がお盆と重なるので、日本では供え花としても利用されます。

センニチコウの育て方

センニチコウは、暑さと乾燥に強く、日本の高温多湿の気候に適しています。
日なたと水はけのよい土を好み、丈夫で育てやすい植物です。名前の通り花期も長いです。
水やりは、庭に植えつけをした直後は根が張るまでしっかり水を与えますが、それ以降は降雨だけで充分です。鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水を与えます。センニチコウは湿気に弱いので、水の与え過ぎには気を付けます。
種まきは4月半ば過ぎから5月頃が適期となります。発芽の適温は20〜25℃と、やや高めです。種はビロードの様な細かな毛に包まれています。それ故、以前は砂と一緒にもんで毛を取ってから播く必要がありました。最近では、そのまま播けるように加工された種が市販されています。種をまいたら、毎日水やりを欠かさず行い、発芽までは乾かさないように管理します。本葉が4〜6枚になったころ、花壇に植えつけます。十分耕しておいて、堆肥と、リン酸・カリの多い化成肥料をすきこんでおけば、その後は肥料を与える必要はほとんどありません。花が咲く時期に有機質の肥料を与えると、花つきがよくなります。
基本的に移植を苦手とする植物ですので、あまり大きく育ってからの植え替えは枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

センニチコウの寄せ植え

センニチコウは、非耐寒性の一年草で、その品種の多くは高性種です。キバナセンニチコウ「ストロベリー・フィールズ」は、庭植えや切り花に適した高性種です。高性種は大きく育っても倒れにくく、長めの切り花やドライフラワーに適しています。
矮性種の「千夏」は、こんもりと茂るので、普通の高性種とは違った使い方が出来ます。小さくて可愛らしい鉢に植え替えて、コンパクトな鉢として楽しめます。カザグルマ・ピンクと組み合わせると、夏に良く似合う、暑さにも強い寄せ植えが出来ます。ホワイトサルビアと紫紅系のセンニチコウと組み合わせても花の個性が引き立ちます。クフェア・キューホリックとの相性も良いでしょう。

センニチコウのまとめ

センニチコウは、江戸時代初期に日本に渡来したといわれています。センニチコウは、花を楽しむのではなく、苞(蕾や花を取り囲む部分)の可愛らしい形状と色を楽しみます。苞は色とりどりで、乾燥に強く、ドライフラワーにしても色あせないので、フラワーアレンジメントの素材として重宝されています。花言葉の「色あせぬ恋」はここから来ているのかもしれませんね。古代中国では女性のかんざし用にも用いられたそうです。
センニチコウは病気にも強く、園芸初心者でも扱いやすく育てやすい植物です。花(苞)も長い期間楽しむことが出来ます。また、香りも良いので観賞用としても楽しめます。他の植物とも合わせやすいので、積極的に挑戦してみたい植物ですね。