手作りできる!マスタードの栽培方法とは?
目次
マスタードのプロフィール
一般名 マスタード
学名 Brassica juncea
科名 アブラナ科
属名 アブラナ属
原産地 中央アジア
草丈 100~150cm
花径 1~2cm
開花時期 4~5月
マスタードの説明
マスタードはアブラナ科のカラシナの一年草で、菜の花に似た黄色の花を春に咲かせます。種子をすりつぶして水や酢などを加えて練り、肉料理やサンドイッチ、ドレッシングの味付けに使われる辛みのある調味料をマスタードと呼ばれ、そのまま植物名としても使われています。主にブラックマスタード、ホワイトマスタード、イエローマスタードの3種類があります。寒さに強く育てやすい植物です。
マスタードの花言葉
「無関心」
「冷淡」
花言葉の由来とエピソード
聖書では、イエス・キリストが「見ず、聞かず、悟らず」の無関心な人々に対し、マスタードの種を使ったたとえ話をして聞かせました。この伝説から「無関心」「冷淡」という花言葉が生れました。
昔、ブッダのところに、子供に死なれた母親が訪れました。子供のなきがらを抱いて大きな声で泣きながら「子供を生き返らせてください」と懇願しました。ブッダは静かに「では身内から誰一人も死者を出したことのない家から、マスタードの種をもらってきなさい」と答えました。母親は使者を出したことがない家を探しましたが、誰一人死者を出したことがない家はありませんでした。訪れた家々ではみんなにこう言われます。「生きている者のかずよりも死者の数のほうが、はるかに多いです」何日かかっても死者を出したことのない家は見つからず、とうとう母親はブッダの言いたかったことを理解しました。我が子をなくした自分一人が悲しい思いをしているのではなく、みんなが同じように愛する人の死に悲しんでいて、自分の願いは独りよがりであることを知ったのです。
種子がとても小さいのに大きく成長するので、様々なたとえ話に使われます。イエス・キリストは一粒のマスタードの種を無限の愛に例え「最も小さいマスタードの種さえ、大きく育ち実を結び、鳥が巣を作るほどの大木となります。小鳥のひなはその枝で飛ぶ練習をして枝から枝へわたり落ちることがなく、母鳥が見守っています。神の国の愛とは、マスタードの種のようなものなのです」といいました。また、弟子たちが治すことができなかった病人をキリストが治すことが出来た理由を問われ「マスタードの種子ほどの信仰心があれば、山をも動かします。信仰があればできないことはないのです」と言ったといわれます。
マスタードの誕生花日付
9月8日
まとめ
ハンバーガーやホットドックに欠かせないマスタードは、神の国では鳥が巣を作るほどの大木です。日本で生えているマスタードは、菜の花に似た植物で大木になるイメージはありません。調べてみたところ、ブラックマスタードは、種は小さいのですが、成長すると本当に大きな木になるそうです。これならキリストが無限の愛に例えたのも納得です。マスタードは育てやすいので家庭菜園で栽培できます。小さい葉は間引いてサラダやおひたしにして、種を収穫して粒マスタードを作ることができます。マスタードの種を水で練ると辛みが出てくるそうで、調味料と合わせると市販品とはまた違った味に仕上がってとても美味しいそうです。まだ作ったことがないので今度作ってみたいです。