カリフォルニアポピーの特徴、開花時期、花言葉、育て方、寄せ植えについて
目次
カリフォルニアポピー (ハナビシソウ)
別 名 :ハナビシソウ(花菱草),エスコルチア
科 目 :ケシ科 ハナビシソウ属
原産地 :カリフォルニア州
花の特徴
4月下旬から6月にかけて開花し、花は日の光が当たると開き暗くなると閉じます。野生種の花色はオレンジ色が基本で、園芸品種には赤やピンク、白があり、花色混合の一重咲きや八重咲きもあります。草丈は30~60㎝。花は大輪のもので径5~8cmほどで、ボリュームのある八重咲き、鉢植えにも適する矮性種(草丈の低いもの)などがあります。
花の育て方
移植を嫌うので、9月中旬~10月中旬にポットに種を直接播きます。直まきもできます。寒冷地は春播きになります。ポットに播く場合は、2~3粒ずつ播き、覆土はタネが隠れる程度にします。発芽後、徐々に間引いて、よい苗を1本残すようにします。発芽後、徐々に間引いて、よい苗を1本残すようにします。本葉が5~6枚になったら、花壇やプランターなどに定植します。乾燥には強いですが、過湿には弱いので、日当たりと水はけのよいところで乾燥ぎみに管理し、水は表土が乾いてから与える程度にします。とくに鉢やプランターで育てる場合は、過湿にすると根腐れをおこすことがありますので注意が必要です。また、花が終わると細長いサヤにタネがよくつくので、咲き終わった花は早めに取り除きます。
花壇に植える場合は酸性土壌を嫌いますので、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を播いて耕しておきます。堆肥を1㎡当たり5kgほど入れて、庭土とよく混ぜてから、根鉢を崩さずに20から25cm間隔で植え付けます。肥料はあまり必要としません。化成肥料を1㎡当たり20~30gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。
鉢植えの場合、春になったら追肥として液肥を2週間に1回程度施します。
注 意
病害虫の発生は少ないが、水はけや風通しの悪いところでは、根腐れに注意。立枯病が発生することがあります。
花の楽しみ方
ワイルドフラワーとしてほかの草花との混合種子も売られ、直まきで栽培されることもあり、自然のお花畑のような花壇もつくれます。ボーダーガーデンの中段や、寄せ植えの主役に向いています。
一諸に植えたい草花
カモミール,ベロニカ
解 説
秋にタネをまくと春に花を咲かせ、花後に枯れる一年草です。開花期が長く、丈夫であまり手がかかりません。
アメリカ・カリフォルニア州が原産地で州花とされていて、ネバダ州からテキサス州まで広く自生しています。花のかたちが紋所の「花菱紋」に似ているところからハナビシソウ(花菱草)という名前が付けられました。
盃(さかずき)状に大きく開いた暖色系の花は、遠くからでもよく目立ち、満開時には地面を覆いつくして、鮮やかなカーペットを敷いたようになります。風にそよぐ花と、細かい切れ込みが入る葉はなんとなく、やわらかなイメージを与えてくれます。