花風水でこれだけは気をつけたい3つのこと
目次
花風水とは
風水とは元々、古代中国の占術から発展した、気の流れを物の位置で制御する環境学です。
日本に伝わった風水の理論は、陰陽道や家相が取り入れられて独自にアレンジされ発展してきました。
現代の日本の風水は『環境を整えて運気をアップする』方法というものになってきています。
この風水に花のパワーをプラスしたのが花風水です。
ホテルのロビーなどに豪華な花が活けられていると、とても優雅な気分になれますよね。
なにげなく散歩していても、きれいな花を見つけると心が癒されますし、
誕生日や卒業祝いに花束が贈られると嬉しさも倍増します。
また、落ち込んでいるときや病気の時に花をいただくと、見た瞬間パッと明るい気分になるものです。
「ただそこにあるだけで美しい」のが花です。
環境を整えて運気を上げる『風水』に美しい『花』のパワーがプラスされたら、もっと効果が上がるとは思いませんか?
それが『花風水』の考え方です。
花風水で気をつけたい枯れた花について
生花を飾ったらこまめに水交換や水切りをしましょう。
花瓶の中のぬめりをよく落とすことで花もちもグッと良くなります。
毎日手入れしていても、いつかは枯れてきてしまいます。
枯れた花は風水的にどうなのでしょうか?
まず見た目からしてアウトでしょう。
枯れた花を見ると残念な気持ちになりますし、においも気分を下げます。
枯れた花は『木が枯れる』『気が枯れる』→『けがれ』といって、風水の考え方以前に縁起が良くないものです。
美しく心を和ませてくれたお花が枯れてきたら、「ありがとうございました」という気持ちで早めに処分し、また新しく元気な花を飾りましょう。
花風水で気をつけたいドライフラワーについて
ドライフラワーは生花や草などを乾燥させたものです。
ドライフラワーは家庭でも作る事ができますが、プロが作ると色もきれいで美しいものがたくさんあります。
生花市場などでもドライフラワーは盛んに取り引きされていますし、クラフトするのにも扱いやすいので花屋さんからも人気が高いです。
ですが風水の考えでいえばドライフラワーは完全にアウトです。
風水ではドライフラワーは『死んだ花』『枯れた花』という意味合いをもちます。
『死んだ花』は『陰の気』を帯びていますので、家じゅうの運気を下げてしまいます。
ドアに飾るリースをドライフラワーで作る方も多く、見た目にもとてもきれいなのですが、風水に限っていえば運気を下げるアイテムになってしまいます。
これはあくまでも風水の考え方ですので、風水にこだわらずに純粋に「ドライフラワーが好き!」という考えを否定するわけではありません。
花風水で気をつけたい造花について
花風水でよくあるのが
「造花はダメ。何が何でも生花じゃなきゃダメ!」
「造花は枯れた花と同じで運気が吸い取られる」
という考え方です。
では、本当に造花はNGなのでしょうか?
答えは「生花ほどのパワーはないが全くのNGではない」です。
造花は運気を与えるものでも吸い取るものでもありません。
かといって風水的に意味のないもの、という訳ではないのです。
例えば花嫁さんが持つウエディングブーケ。
実際の挙式の時には生花のブーケを持つことも多いのですが、生花で作られたブーケは給水スポンジが入っていたりするので実は結構重いのです。
挙式前の前撮りではほとんどの花嫁さんが造花のウエディングブーケを持ちます。
それはそのまま枯れないので数日後の挙式でも使うことができます。
その造花のブーケを見て
「きれい」「美しい」
とは思っても、
「運気を吸い取られた」
「運気が下がった」
と感じる人はいないのではないでしょうか。
風水の考え方では『色』も重要な意味を持ちますし、作り物の花でも美しい色や形を見れば気分も上がってきます。
また、明るい色の花を飾ればお部屋の中の雰囲気も良くなります。
ただ、ほこりをかぶった造花は間違いなく運気を下げます。
造花は定期的にホコリをはらいましょう。汚れが気になったら洗うことができるものもありますので、きちんと手入れしていれば色もきれいに保つことができます。
それでもさすがにくたびれてきたら、新しいものと取り換えましょう。
もうひとつ注意したい点ですが、玄関に造花を飾るのは風水的にはおすすめできません。
風水では、玄関に生花を飾ることで良い気を発し、外から入ってくる悪い気を吸い取ってくれると考えられています。もし造花を飾りたいのなら玄関以外の場所にしましょう。
花風水には生花がおすすめ
風水に花を取り入れるなら、間違いなく生花をおすすめします。
生花は家の中に良い気をふりまいてくれます。
生花を家に飾るということは手間のかかることかもしれませんが、毎日の水交換などのお手入れをすることにより心に余裕も生まれます。
見た目にも美しく、良い香りは心を癒してくれます。
なにより生花には『生命力』があります。
また、『難を隠し補う力』があります。
これは風水で重要になる『張り』『欠け』の考え方と共通するものです。
花風水を実践するなら、生花のパワーを存分に活用しましょう。