ブルーデージー、チョコレートコスモスの原産地、育て方、寄せ植え
目次
ブルーデージーの説明
科目 キク科 別名 ルリヒナギク 原産地 南アフリカ
初夏から秋口にかけて長いこと私たちの目を楽しませてくれる、青い花びらと黄色い中心のコントラストがかわいらしい花です。わたしには、名前からか元気のいいアメリカの女の子をイメージしてしまいます。肉厚の斑入りの葉も美しく最近人気の品種です。多年草です。ブルーデージーの名前をもっていますが、花色は白やピンクもあります。
ブルーデージーの育て方
日当たりがよく水はけにいい環境を好みます。高温多湿は苦手です。鉢植えやプランターなどは、真夏以外は日当たりのいいところに植えるようにしましょう。地植えの場合、風通しのいい明るい日かげがよいでしょう。
殖やし方としては、種から育てるのは難しいです。株わけか。生育期の春から夏にかけて、挿し芽で行います。
水はけがよくて栄養のある土地を好みます。開花期間も長いので、植え付けのときに緩効性の肥料を混ぜん込んでおいてあげます。プランターや鉢に植える場合、鉢底石を引いておく、その後に鹿沼土をおいておくと水はけがよくなります。水やりは真夏、真冬は生育が鈍るので控えめにその他の期間はこまめに行います。
苗の植え付けは春先に、肥料を十分にまいた場所で十分な間隔を取って行います。定期的に追肥を行い、開花期間中は薄い液肥をあげます。
挿し芽は梅雨前ぐらいにでも、枝先をカットしたものを用土にさして行います。発根するまでは暗い所で、新しい葉をつけだしてからはやや明るい所で育てます。
ある程度育ったら、挿し芽したものも園芸店で購入した苗も、こまめに葉先をカットして、摘芯を繰り返します。これによってわき芽が増えて、枝先も増えますので花の数も増えます。開花時期がワンシーズン終わったら、株全体の枝を切り戻してあげると、また次の時期も新しい花とつけてくれます。
枯れた花びらや葉はこまめに摘み取りましょう。病気を防ぎます。
害虫がつきやすいので、朝方、目視で見つけ次第駆除するか、殺虫スプレーをつかいましょう。病気をできるだけ防ぐためにも風通しのいい環境を保つようにするといいです。
ブルーデージーと一緒に育てるといい植物
開花期間も長く色も控えめなブルーデージーにあわせるのにぴったりなお花はたくさんあります。とりあえず、暑い夏にぴったりの組み合わせを考えました。
花壇では涼しげなブルー系か白などで色目を合そろえ、ペチュニア、スイートアリッサムとあわせると春から夏にかけて長いこと楽しめます。葉も丸くてかわいらしくアクセントになるでしょう。コンテナなどの寄せ植えでは、高さを出すために、ブルーサルビアを後方に植えて最近人気のバコパを前に植えこむとかわいらしくまとまります。シックにまとめるならコリウスをあわせてもいいでしょう。
まとめ
ブルーデージーのかわいらしい姿には、どこか日本のハルシオンのような趣を感じます。ぴんと頭を上に向けて咲いている姿は、道端の草花と同じでなんとなく、がんばって生きているんだと言っているような、気迫も感じてきます。最近は、本当に多種多様の、ただ、はなやかなだけでないいろんな花がでまわるようになったと感じます。我が家の庭には土手から種を飛ばした、アザミの花をそのまま、咲かせています。もちろん、ブルーデージーはじゅうぶんかわいらしいです。今度は、ゴツっく育てたアザミとあわせてもおもしろいのではと思いました。
チョコレートコスモスの説明
科目 キク科 原産地 メキシコ
名前にコスモスがつくように、コスモスの花の形をしています、チョコレート色、チョコレートの甘い香りをもつ、シックな雰囲気のお花です。暑さにやや強く寒さには弱いのですが上手に冬越しさせればまた来年咲いてくれる、多年草です。花の色は黒だけのようですが、実際は黒みがかった赤であったり、ピンクもあるようです。
チョコレートコスモスの育て方
日当たりがよく水はけのよい土、風通しのいい場所を好みます。直射日光は苦手なので、夏の置き場所に注意します。開花期間は春から初冬までと長いです。庭植えであれ、鉢やプランターなどでも、育てる用土には緩効性の肥料を混ぜ込んでおきます。栄養不足には注意します。定期的に追肥を行いましょう。真夏、真冬以外は続けます。
殖やし方としては、種まきでふやすのが難しく株わけ(球根なので分球)で行います。春先の生育期に掘り上げた苗の分かれ目を手でやさしくさいて、また植えなおします。切り口にばい菌が入らないよう注意します。園芸店で苗を購入して入手するのが一般的です。
挿し芽で増やすこともできます。これも春から初夏にかけて、芽を切って用土にさします。発根するまでは日かげに管理し、芽が出てきたら、明るい所で育て、定植します。
毎年、春には、他年草なので、鉢植えの場合、植え替えが必要です。小さい鉢の場合は、毎年、大きいものでも2年に一回は新しい用土に植えかえてあげましょう、根がよく張っているものは崩さないよう注意が必要です。
夏が終わったら全体的に切り戻してあげましょう。秋にまた咲いてくれます。半分ぐらいは株もとからカットします。
病害虫にも注意します。風通し良く管理すると病気を防ぐことに、雨に長いこと直接当たらないようにしましょう。鉢植えの場合は軒下に取り込んであげます。
枯れた花はその都度つんであげます。花の付いていた茎の根元からカットします。
チョコレートコスモスと一緒に育てるといい花
草丈は一般的なコスモスほどは高くならず、花壇でも育てやすい花です。前面にバコパなどのびっしり小さい花をつけるものを植え付け、その後ろにチョコレートコスモスを植え付けます。風にそよぐチョコレートコスモスには何とも言えない風情があります。その合間にセージやブルーサルビアをおいても秋らしいシックな花壇になるでしょう。コンテナの寄せ植えの場合、ピンクやうすい黄色のミニバラと合わせてもかわいらしくシックになります。コリウスシルバーリーフ、バコパを無造作に植え付けてもすてきです。
切り花で楽しむ場合、コスモスならではの細くて長い茎をそのままに、ガラスの花瓶などに無造作に投げいれる感じももいいのでは。
まとめ
大人からこどもまで、チョコレートは誰もが大好きです。この花はその名の通り、あの微妙な黒のような茶色のような色とつややかな質感を持っていて見事にチョコレートを再現しているような姿だと思います。なんとなくつばがでてくるような?でもその甘いにおいと優しげな姿には気品も感じます。ほかのコスモスに比べたら、管理はむずかしいですが、寄せ植えするにはとても便利な存在になるでしょう。一株でも、私たちの花壇に秋らしい風情をだしてくれると思います。