アレンジメントの基本!トライアングルアレンジメントの作り方
目次
トライアングルとは
フラワーアレンジメントの基本の形である三角形の形をしたアレンジメントです。トライアンギュラーとも呼ばれます。
正面から美しく見えるように意識し、後ろの面は気にせずに作ります。そのため高さを出して作りやすいアレンジメントです。花の長さや量を調節することでコンパクトにも作れますし、ボリュームを出して豪華にすることもできます。
使う花のタイプの呼び方
・ラインフラワー・・・アレンジメントのアウトラインを決めるお花の事です。骨格部分であるアレンジの高さや幅のラインを取る役割をします。茎がしっかりしていて丈の長い、一本の茎の先に花が咲くものです。
グラジオラス、ストック、スィトピーなどです。
・マスフラワー・・・丸い形の花のことを指します。1つのかたまりで花が完成しているものです。
ガーベラ、バラ、ひまわりなどです。
・フォームフラワー・・・フォーカルポイントと呼ばれるメインの部分に使われる、一番美しくて目立つ花の事です。
ユリ、胡蝶蘭などがあります。
・フィラーフラワー・・・一本の花から枝分かれしてたくさんの花をつけた花の事です。アレンジメントのアクセントや空間をうめる役割をもちます。
カスミ草、スターチスなどです。
用意するもの
・花切り用はさみ
・器(今回は直径12センチほどの円形のもの)
・オアシス
花材
・スプレーカーネーション 8本
・ユリ 1本
・ガーベラ 4本
・そのほか入れたいお花 適量
・葉もの(今回はレザーファン4枚、その他お好みで)
トライアングルアレンジメントの手順
今回はトライアングルアレンジメントで仕上がりが全体の高さが20㎝ほどのものをご紹介します。
準備
オアシスに水分をしっかり吸収させ、器にセットします。器より2~3㎝ほどオアシスを高く出し、面取りをしてなだらかにしておきます。
1、カーネーションをトップに挿します。挿す位置は奥から2㎝ほど手前のちょうど真ん中です。ここがアレンジメントの一番高い点になります。仕上がりの全体の高さはおよそ20㎝なので、オアシスに挿す部分を考慮して挿していきます。
2、1のカーネーションよりも2㎝ほど花の頭の高さを下げてカーネーションを右と左に挿します。この二本の高さと1からの間隔はきれいに揃えます。花を挿す角度は1のカーネーションの根元に向かってやや斜めに挿すように意識します。
3、横のラインに入れるカーネーションを挿します。6~7㎝ほど長さを出し、器のふちの部分にあてるようなイメージで横向きに挿していきます。両側のカーネーションの長さは揃えます。
4、レザーファンをカーネーションの間に壁を作るように入れていきます。しっかりと入れることですかすかとした印象をなくすことができます。
5、下の部分の輪郭をつくっていきます。カーネーションを真ん中、左右に挿します。それぞれ6~7㎝ほど出し、左右の開く角度を同じにすると整った三角形が出来上がります。器のふちにそってやや上向きに入れます。前の方にもレザーファンを入れてオアシスを隠していきます。
6、5までにできた三角形の直線上のあいている部分にカーネーションを入れます。左右対称に同じ間隔で入れます。
7、ガーベラを1のカーネーションの2㎝ほど下に入れます。
8、7のガーベラより3~4㎝ほど下げた位置に右と左に1本ずつガーベラを挿します。下にもう1本挿してダイヤ型になるイメージです。次に入れるメインのゆりを囲みます。
9、8のガーベラの下にユリを挿します。アレンジの中心部分の位置です。1輪開いている状態で、一番きれいに見える部分が正面にくるように配置します
10、ユリの花の下に少し奥まるようにガーベラを挿します。4本のガーベラが綺麗なダイヤ型になるように微調整しましょう。
11、間をグリーンや小花でうめていきます。奥が透けている場合はグリーンをたしてから小花を入れると本数が少なくても綺麗に仕上がります。近くから、遠くからと見てバランスが良ければ完成です。
いかがでしたでしょうか。トライアングルのアレンジメントをぜひ作ってみてください。