高嶺の花!シャクナゲの花言葉とシャクナゲの特徴とは?

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高嶺の花!シャクナゲの花言葉とシャクナゲの特徴とは?
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目次

シャクナゲのプロフィール

一般名:シャクナゲ
学名:Rhododendron subg. Hymenanthes
科名:ツツジ科
属名:ツツジ属シャクナゲ亜属
原産地:北半球
茎高:50㎝~2m
花形:じょうご型で先端が5深裂の花序
開花時期:4~5月

シャクナゲの花言葉と由来

「威厳」、「荘厳」、「警戒」、「危険」

シャクナゲは高山植物で、なかなか近寄ることのできない高い山に咲く、文字通りの「高嶺の花」でした。また、シャクナゲの花は大きく派手な美しさを持っています。そういったことから、「威厳」のある「荘厳」な花というイメージの花言葉がついたようです。

シャクナゲの葉には、毒が含まれています。また、高山に登って採取するのにも危険が伴いました。そのため、シャクナゲは「危険」な花で、「警戒」を要すると考えられていたのですね。美しい花には棘がある、といいますが、シャクナゲには棘はないけれど、危険が取り巻いているようです。

シャクナゲの名前の由来

シャクナゲの名前は、中国名の石楠花に由来するといわれています。石の間に南に咲く花「石南花(しゃくなんげ)」がシャクナゲになったというものです。この石南花という名前から、利尿・強壮効果のある漢方薬「石南」と混同されることもありますが、シャクナゲにはそういった薬効がないどころか、むしろ毒があるので、葉をお茶などにして飲むのは、花言葉にもあるように「危険」です。

シャクナゲの学名は、「Rhododendoron」。ギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(木)」が語源です。この単語は、ツツジ属を表します。ツツジの花とバラの花、似ていると言えば似ているような…美しいという点は間違いなく共通していますが。

シャクナゲの特徴

シャクナゲには、約300種の原種があります。高山性のため、夏の暑さにはあまり強くありません。初夏に咲くシャクナゲの花は、ツツジの花が集まって毬を作るような形で咲き、とてもゴージャスです。紫やオレンジを含む赤系統、白系統の花が多いですが、黄色い花もあります。葉には、グラヤノトキシンなどの痙攣毒があり、吐き気や下痢、呼吸困難をおこすこともあるので、注意が必要です。

「高嶺の花」が自由に手に入る嬉しさ

シャクナゲは、品種改良が非常に進んでいる花です。西洋種も和種も色々な種類、様々な色のシャクナゲが、流通しています。高山性のため、夏の暑さに弱かった原種ですが、手入れに気を付けさえすれば、夏も無事に越せる種類が生み出されています。ヒマラヤまで採りに行くのは難しいですが、「高嶺の花」だったシャクナゲの花を、今なら、山に登らなくても手に入れられるようになりました。もちろん、葉には毒が含まれているので、ペットや小さな子供がいるなら気を付けなくてはなりません。でも、いくつもの花がまとまって大きな花を咲かせるシャクナゲの花、一輪という言い方が当たっているのかはわかりませんが、一本でも贅沢な雰囲気を演出してくれます。多年草で、花の期間はそれほど長くないものの毎年花を咲かせてくれるので、テラコッタの鉢に1本植えたものを、記念日に、大事な人に贈りたいと思いました。