コリウスの育て方と寄せ植え・ジキタリスの基本情報

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コリウスの育て方と寄せ植え・ジキタリスの基本情報
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目次

コリウスの説明

科目 シソ科 別名 キンランジソ 原産地 熱帯、亜熱帯アジア

美しい色や、斑入りの模様の葉は株もとまで華やかに飾り、彩ってくれます。赤、紫、黄色または、緑と赤。赤と黄色など本当に多種多様で寄せ植えの助っ人には最適です。品種改良が行われ、本当にたくさんの様々な品種があります。カラーリーフの代表といえる花でしょう。鑑賞機関も長く春から初冬まで楽しめます。初夏に花が付いてきますが、これは早めにカットしてあげると長持ちします。

コリウスの育て方

日当たりが良い場所が好きですが、強い日差しは葉が焼けたり、傷んだり、ある程度は耐陰性もありますので、明るい日かげにおいてあげましょう。あまり暗いと美しい色があせてきますので、その点は注意をしましょう。水分が切れないように、こまめに水やりをしましょう。

種まきでも挿し木でも育てることができます。室内に取り込むと冬越しも可能ですが、一般的には、一年草として扱われています。

発芽には高い温度が必要なので、5月ごろ種まきを行います。光がないと発芽しないので、土をかけずに用土を入れたセルポットなどで芽出しして育てます。水も受け皿に張って給水させるやり方の水やりがいいでしょう。

苗の植え付けは、水持ちが良くなるようによく熟成させた後の腐葉土を多めに混ぜこみます。緩効性の肥料を混ぜ込んでおいてもいいでしょう。株間はあまりとらなくても大丈夫です。

生育の盛んなころの、若い芽を10センチぐらいつんで、用土にさしてあげると発根します。乾燥しないように注意しましょう。

病害虫には注意を。ナメクジや青虫は見つけ次第、退治してあげましょう。殺虫スプレーをまいておいてもいいでしょう。注意しないとあっという間に食べられてしまいます。

初夏には摘芯をくりかえし、してあげると、株がしっかりして枝をのばしてくれます。成長を見ながらこまめに行います。

コリウスと一緒に育てるといい植物

鑑賞機関も長く、寄せ植えにはなんにでももってこいですが、覆うように生育していきますので、ちいさくボリュームのない花と合わせるのは難しいです。花壇では、日陰にも強く花色の鮮やかなインバチェンスやバーベナなどがおすすめです。色目のはっきりしたペチュニアと合わせてもかわいいです。

それと、本当にたくさんの葉の形とさまざまな色がありますので、数種類のコリウス同士を組み合わせてもすてきです。大きめの鉢に、一種類の摘芯を繰り返したコリウスを育てて、ボリュームをつけたものは葉だけとは思えない存在感があります。

まとめ

たくさんの種類があって美しいコリウス、観葉植物を合わせると、ミニチュア版のお庭を楽しむように寄せ植えができるようになるのではと思います。樽型のプランターにコニファーと合わせ、春はビオラなどで色目をつけて、そのまわりを覆うようにアイビーをはわせると一つのお庭のようです。草花の分だけ、一つのプランターの中で、(そのあとでケイ酸白土を入れるなど、リフレッシュしてあげると、いいでしょう)入れ替えて季節感を出すと、(夏にはコリウスと相性のいいインパチェンスとあわせるなど)息が長くたのしめる寄せ植えになるでしょう。

園芸店やホームセンターなどでもお目当ての花鉢を楽しむだけでなく、コリウスの苗にも目をやると、世界が広がると思います。

花 名:ジギタリス
科 目:ゴマノハグサ科
別 名:キツネノテブクロ、フォックスグローブ
原産地:ヨーロッパ、中部・西部アジア
開花期:5〜7月
草 丈:80〜150cm
花 色:桃、黄、紫、白
花言葉:熱い胸の想い、隠しきれない恋、熱愛

花壇の主役となる雄大な花穂

ジキタリスは、ヨーロッパ、中・西部アジア原産の、花の形がユニークで美しい大形多年草です。
名前は筒状の花形に由来し、和名はキツネノテブクロで、やはり花形に由来します。
5月中旬から7月にかけて長い花茎を伸ばし、筒状の花を下向きに穂状に密につけます。日本で多く栽培しているのはジキタリス・プルプレアの園芸品種で、花色は紅紫、桃色、白などがあり、花筒の内側には暗紫色の不規則な斑点が入ります。
寒さに強い二年草または宿根草で、日陰でも育ち、開花します。
花茎は人のぐんぐん育ち、背丈ほどにも育つので見応えは抜群。また、薬用植物としても知られています。

水はけのよい乾き気味の場所が適地

ジキタリスは、水はけのよい乾燥気味の場所を好み、高温多湿を嫌います。
一般には種をまいて2年草として栽培します。暖地では明るい半日陰を選んで育てましょう。
水はけが悪いと根腐れし、茎腐れ病が発生するので注意が必要です。
種まきは、秋にまくと開花が翌々年になるので、5月まきにします。種はごく細かい光発芽種子(発芽に光を必要とする種子)なので、種にかぶせる土はごく薄めにしてあげましょう。
本葉が2枚になったころ3cm間隔に移植をし、葉と葉が触れ合うようになったらポットに植え替えて秋に定植します。
種子は小さいですが、原種に近いものは、こぼれ種子が発芽して翌年開花するほど丈夫です。
日本の夏に弱く、夏に枯れてしまう事が多いですが、うまくこぼれ種で発芽すれば、宿根草となります。
一通り咲き終えた花茎を切り戻すと、再び側芽が伸びてきて、2番花が楽しめます。ぜひ試してみてください。

優雅に存在感をしめす主役系!

ジキタリスは、その大きな丈から、ボーダーの後方に列植されることも多いですが、単植しても見応えがあります。
ベル形の花を穂状につけ、優雅に花茎を伸ばす様子が美しく、日本でも人気の花です。濃い緑の樹木を背景に、自然に植え込んでもよく似合います。
よく知られているのは自然風植栽の主役となるジキタリス・ブルブレアです。
初夏に花壇や庭を美しく彩ります。すっと背の高いジキタリスと一緒に植えるのにお勧めの植物は、中丈のペチュニア、小丈のバコパなどです。ジキタリスの根元に立体感を与えてくれます。

謎めいた花

ジキタリスには、次の様な伝説があります。
暇さえあればサイコロ遊びをしていたオリンピアの神・天帝ゼウスの妃ベラーは、地上にサイコロを落としてしまいました。
妃はゼウスに、地上に落ちたサイコロを拾って欲しいと頼みましたが、ゼウスはオリンピアの大女神とあろう者がサイコロ遊びにふけっているとの、周囲の陰口を聞き知っていたので、そのサイコロを地上に咲く花に変えてしまいました。
それがジキタリスといわれます。
ジキタリスはヨーロッパではとても身近な植物です。
しかし、そのイメージは必ずしもよいものだけではありません。
薬草として使われますが、使い方次第で毒ともなり得る特性から、ジキタリスは毒草と扱われることもあります。
また、青い鳥の作者メーテルリンクも、ジキタリスを「憂鬱なロケットのように空に突き出ている」と表現し、ヨーロッパの場所によっては魔女や血といったイメージを持つ地域さえあります。
ジキタリスは、イギリスの医者W・ウイザーリングが利尿剤として1785年に紹介してから、利尿強心作用のある優れた薬草として利用されてきました。
日本へも明治12年に薬用植物として入ってきましたが、日本では、花が美しいと、主に観賞用に栽培されています。
ちなみに、葉に薬用成分を含みますが、家庭で用いるのは危険なのでくれぐれも注意が必要です。
人のみならず、犬猫が食べると体調不良になります。
ジキタリスは、その見かけがとても個性的なので、万人に好まれるとは言い難いですが、好きな人はどっぷりと、その魅力のとりことなってしまうようです。