トウモロコシの原産地、開花時期、花言葉とは?

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トウモロコシの原産地、開花時期、花言葉とは?
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目次

トウモロコシのプロフィール

一般名 トウモロコシ
学名 Zea mays
科名 イネ科
属名 トウモロコシ属
原産地 中南米
草丈 150~180cm
花径 穂状の小花
開花時期 5~8月

トウモロコシの説明

イネ科の植物で、初夏のころ褐色の花をつけます。世界三大穀物の一つで人間や家畜の食料になります。トウモロコシのひげには薬効があり、乾燥したものを煎じて飲むと、腎臓障害に効果があるといわれています。和名のトウモロコシの「トウ」は中国の国家「唐」、「モロコシ」は、「唐土(もろこし)」に由来しています。

トウモロコシの花言葉

「富」
「洗練」

花言葉の由来とエピソード

熟したトウモロコシの穂に数多くの粒がずらりと並んでいるところから「富」「洗練」という花言葉がつけられました。

神話の時代、美しい少女に青年が恋をしました。いつも少女のそばにいたいけれども、自分の姿を見られたくない青年は、少女の家の近くで寝起きして朝晩少女を隠れて見守り続けるようになりました。ある夏の夜のことです。足音がするので目が覚めた青年は、目を閉じて眠ったままの少女が夢遊病のように歩いて家の外に出ていくのを見つけました。青年は驚き追いかけましたが、少女の歩くスピードが想像以上に早く、なかなか追いつくことができませんでした。必死に追いかけて、ようやく追いついた嬉しさで青年は思わず少女を抱きしめ、その瞬間、少女は目を覚ましました。何も知らない少女は、知らない場所で知らない男性に抱かれていることに死ぬほどの恐怖を感じ「私を植物に変えてください」と神々に必死になってお願いしました。少女の願いは聞き届けられ、あっという間に少女は一本のトウモロコシになってしまいました。トウモロコシの褐色の毛は少女の髪、実は少女の腕となりました。

インディアンの民話には次のようなエピソードがあります。男がひとり暮らしをしている小屋に、ある日、長い髪の美しい女が現れました。女を好きになった男、「ずっとそばにいてほしい」と頼みました。女は、「私のいうことを聞いてくれるなら」といい、男は了承して、一緒に住むことになりました。ある日、女は火を起こして野原を焼くと、男に向かって「日が沈んだら私の髪をつかんで地面をひきずってください」と言いました。とまどいながらも男が言われたとおりにすると、引きずった後からトウモロコシが一面に生えてきました。インディアンの住んでいる地域ではトウモロコシは「神の食べもの」といわれています。

トウモロコシの誕生花日付

8月4日

まとめ

夏になると食べたくなるトウモロコシは、実がなる前に茎の先端にススキのような雄花を咲かせます。雌花は茎の中ほどの将来に身となる部分について、ひげを出します。このひげは、めしべで、先端に咲いた雄花のおしべから花粉が落ちて、受粉して実が大きくなります。時々、歯が抜けたようにパラパラと実が付いているトウモロコシがありますが、花粉がまんべんなくめしべに落ちないと、種ができないため、まばらな実になってしまうんだそうです。実ばかり注目してしまって、トウモロコシに花が咲くことはあまり気にしていませんでしたが、美味しいトウモロコシの実ができるようになるためには大事なんですね。うまく受粉してトウモロコシの実がぎっしり詰まっている様子は「富」、雄花が天を刺すように咲く姿は「洗練」されているように見えて花言葉にも納得です。