マリーゴールドの原産地、開花時期、花言葉、誕生花日付について
目次
マリーゴールドのプロフィール
一般名 マリーゴールド
学名 Tagetes L.
科名 キク科
属名 コウオウソウ属
原産地 アメリカ
草丈 30~120cm
花径 2~5cm
開花時期 4~10月
マリーゴールドの説明
キク科の一年草で、黄色や橙色などの美しい花が咲き、観賞用に花壇や鉢植えで楽しみます。根が線虫を防いでくれるため、害虫予防のためにコンパニオンプランツとして農作物の間に植えられることもあります。
マリーゴールドの花言葉
「嫉妬」
「健康」
花言葉の由来とエピソード
ヨーロッパでは、黄色はイエス・キリストを裏切ったユダの衣の色であることから、黄色の花に不吉な意味を持たせることが多いため、マリーゴールドにも「嫉妬」の花言葉があります。ある女性の三角関係の結果、ライバルの嫉妬に狂い死にをした女性がマリーゴールドに生まれ変わったという伝説もあります。
マリーゴールドは、聖母マリアの祭日にはいつも咲いていることから、「マリア様の黄金の花」=「マリーゴールド」と呼ばれるようになりました。ちなみにプロテスタントの場合、聖母マリアの祭日は、2月2日の聖燭節から12月8日の聖母受胎の日まで年間5回、カトリックの場合は年間に20回あり、年間を通して咲いていることがわかります。日本では別名「千寿菊」、「万寿菊」と呼ばれているのも、開花時期が長いことからで、いつも元気な花姿から、花言葉が「健康」となりました。
マリーゴールドの誕生には次のようなエピソードがあります。昔ドイツに、カルタという乙女がいました。カルタは太陽神に一目ぼれし、彼女の生き甲斐は太陽神を見ることのみになってしまったのです。カルタは野原で太陽神の燃え立つ朝日待ちわびる毎日を送るようになりました。日ごとに恋心は燃え上がり、恋の炎は少しずつカルタ自身を焼き尽くし、ついに魂だけになってしまいました。するとその時、カルタが立っていた場所に一本のマリーゴールドが生え、太陽神のいる天に召される喜びの涙のように花びらに一粒の露があったそうです。
ヒマワリが「太陽の花」と呼ばれるまでは、太陽が昇ると同時に花をひらき、日が落ちると花が閉じるその華やかさから、マリーゴールドが「太陽の花」と呼ばれていました。またその規則正しさから「亭主の時計」ともいわれています。
夜は花びらを固く閉じているけれども昼間は花びらを、腕を伸ばすように明るく広げて花婿を待ち望んでいるかのようなイメージから「夏の花嫁」と呼ぶ人もいます。
マリーゴールドの誕生花日付
8月20日
まとめ
黄色い花が咲く植物はたくさんあります、特にマリーゴールドは色が鮮やかで、夏の寄せ植えのアクセントに最適です。スミレやビオラは、花びらを虫に食べられやすいのですが、マリーゴールドと一緒に植えると虫を寄せ付けないのできれいな花を楽しむことができます。虫除けにペパーミントを植えることもあるのですが、多年草で繁殖力があるため気が付いたらペパーミントばかりになってしまうことがあります。その点、マリーゴールドは一年草なので心配ないですね。ミニトマトのコンパニオンプランツとして一緒にプランターに植える人も多いです。苗を買って来て植え付けるのもいいですし、種からも育てることもできます。「黄色い花が不吉」という昔のイメージを吹き飛ばすような見ているだけで元気の出る花です。