サルビア・スプレンデンスの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉

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花 名:サルビア・スプレンデンス
科 目:シソ科
別 名:ヒゴロモソウ
原産地:ブラジル
開花期:6〜10月
草 丈:30〜60cm
花 色:赤、クリーム、桃、紫
花言葉:燃える思い、知恵、家族愛

目次

夏花壇を彩る代表的な草花

サルビアには様々な園芸品種があります。その中でも多くの人がイメージするサルビアと言えば、サルビア・スプレンデンスでしょう。
鮮やかに真っ赤に咲くイメージが強いサルビア・スプレンデンスですが、実はクリーム、桃、紫と、様々な色があります。
さらに、最近ではブルーサルビア、ケショウサルビアなど改良品種も増えてきました。
自生地はブラジルの標高2000~3000mの地域です。日本では、明治頃から花壇でよく利用される定番花の一つです。
花は筒状で、萼が色づくので、花が終わっても寂しい感じがしません。
本来多年草ですが、寒さに少し弱いため、日本では基本的に一年草として扱われます。

花後に花穂を切り落とし花期を延ばす

サルビアは、非常に栽培がしやすい草花です。
水はけのよい土に植え、よく日光に当て、生育期に十分な肥料を施せば花期は長く、よく咲いてくれます。
種まきは5月頃行います。毎日水をやると10日ほどで発芽しますので、その後本葉が3~4枚ほどになったら仮移植します。その後10cmくらいまで育ったら、花壇や庭に定植します。
サルビアは乾燥に弱く、乾き過ぎると花がポロポロ落ちてしまいます。過湿にならない程度に、水やりはこまめに与えましょう。
もし、開花後の花に生気がなく、色がさえなかったら、二週間に2,3回のペースで液体肥料を与えると、花色が鮮やかになります。
花がいったん終わったら、枯れて汚れてきた花を摘み取ります。しばらくしたら、その枝の葉を4~6枚残して花穂ごと切り取ってあげると、すぐに新芽が出て、新しい花を咲かせてくれます。この作業をしてあげることで、花を長く楽しむ事が出来ます。
サルビアは夏の風景に赤く燃えるように咲くイメージですが、秋になるとさらに花色が濃くなって美しくなります。

サルビア同士の組合せもお勧め

サルビアは、その種類が豊富なことを意外に知られていません。知らない人はその多様さに驚くことでしょう。花色も様々で、知れば知るほど奥深い花です。
スプレンデンスを、他の種類のサルビアと組み合わせて花壇や寄せ植えをしてみるのも面白いでしょう。
例えば、濃い紫色の花を咲かせる、インディゴスパイヤーや、ファリナケア。爽やかなブルーが美しいシナロエンシス、ウリギノーサなどと組み合わせて、庭やコンテナに色のグラデーションを作ると、サルビアの新たな魅力を引き出す事が出来ます。
また、赤いスプレンデンスの美しい色を生かすために、カラーリーフとの組み合わせもお勧めです。コリウスは、葉の中に赤色が入っているものが多いので、赤いスプレンデンスの色と良く馴染み、花を引き立たせてくれます。
また、アンゲロニアと一緒に大鉢に植えると迫力が出ます。

懐かしいだけではなく、新しい花

サルビアという名前はラテン語のサルウスが語源とされ、「健康」、「救う」などの意味があります。
日本でサルビアというと、スプレンデンスを思い浮かべますが、ヨーロッパでサルビアと言えば、薬草サルビアとも呼ばれるセージが一般的です。セージは、料理用のハーブとしても有名です。肉料理の香りづけや煮込み料理に使われます。
このように、ヨーロッパではセージのイメージが強いので、他のサルビアも、○○セージという英名が多くつけられ、スプレンデンスも、英名がスカーレットセージです。このことは案外知られていません。
サルビアは、日本に明治時代に入ったとされていますが、日本の風景にはよく見られ、郷愁をさそう花でもあります。
学校の帰り道に花を引き抜いて蜜を吸った経験がある人も少なくないでしょう。ちなみにその蜜にはわずかな毒が含まれているらしいので吸い過ぎに注意が必要のようです。
サルビア・スプレンデンスは、広い花壇などに数株まとめて植えるとボリュームが出ます。
枝の縦のラインが特徴なので、それを生かして主役として寄せ植えの軸にし、周りに草丈の低めの草花を植えてもバランスがとれて美しくなります。紫や白もアクセントに使うのもお勧めです。
懐かしいけど、まだまだ知られていないことも多いサルビア。その奥深い魅力を発掘してみませんか?