アクロクリニウムの原産地、育て方、寄せ植え、花言葉
目次
読み方
あくろくりにうむ
別名
花簪(ハナカンザシ)、アクロクリニューム、へリプテルム、ロゼウム
科目
キク科ローダンセ属
学名
Rhodanthe chlorocephala ssp.rosea
英名
paper daisy
原産地
オーストラリア
花言葉
「思いやり」「明るい性格」「温順」
名前の由来
和名の花簪(ハナカンザシ)は、花を簪に見立てて名付けられました。英名のpaper daisyはカサカサと音がする質感から付けられました。ドライフラワーにして楽しめます。
アクロクリニウムについて
アクロクリニウムはキク科ローダンセ属の一年草です。寒さと乾燥に強く、花もちが良く、小さな白い妖精が冷たい風の中で踊っているようにも見えるため、冬の妖精とも呼ばれます。ただし、高温多湿に弱く、夏超えができません。ハナカンザシはヘリクリサムの仲間で、ヘリクリサムはギリシャ語で太陽と黄金という意味を持ちます。
草丈は20cm〜60cmで、枝分かれして伸びます。花は15mm〜20mm程で、花弁は八重咲きでカサカサしています。中央に見える黄色い部分が筒状花です。特有の香りがあります。葉は長さが20mm〜30mm程度です。ピンク色もあり、近縁にヒロハノハナカンザシがあります。
ローダンセ属について
キク科の属の1つです。属名のRhodantheはバラ色の花という意味です。オーストラリアと南アフリカに約100種分布しています。主な栽培種としては、ヒロハノハナカンザシRhodanthe manglesiiです。花はピンクで葉は卵形で白い粉が吹いています。
キク科について
学名Asteraceaeで、被子植物真正双子葉類に属する1分類群です。最も進化して最も分化している植物と言われています。世界で約950属2万種あります。日本では約70属360種のキク科植物が知られています。地球上のほとんどの地域で生育ができます。キク科の植物に抗変異原性があるものが多いです。12の亜科に分類されます。その内4亜科が99%の種を含みます。代表的な亜科は、ムティシア亜科、アザミ亜科、タンポポ亜科、キク亜科です。
主な属は、ノコギリソウ属、ノブキ属、ヌマダイコン属、カッコウアザミ属、モミジハグマ属、ニオイヤグルマ属、ブタクサ属、カイザイク属、ヤマハハコ属、エゾノチチコグサ属、アンセミス属、ゴボウ属、ハゴロモギク属、ウサギギク属、ヨモギ属、シオン属、オケラ属、アゲラティナ属、バッカリス属、ヒナギク属、センダングサ属、ブラキカム属、ブプタルマム属、キンセンカ属、エゾギク属、ガンクビソウ属、ヤグルマギク属、トキンソウ属、キク属、チコリウム属、アザミ属、コレオステフス属、イズハハコ属、キンケイギク属、アキザクラ属、アゼトウナ属、フタマタンポポ属、クロスペディア属、チョウセンアザミ属などがあります。
まとめ
アクロクリニウムには花が簪に見えることから和名で花簪(ハナカンザシ)と呼ばれます。英名ではpaper daisyと呼ばれる程、カサカサした質感が特徴でドライフラワーとしても楽しむことができます。白やピンク色の花と凛とした姿が本当に美しく、その姿から「冬の妖精」とも呼ばれることも納得できる花です。「思いやり」「明るい性格」「温順」という花言葉のある温かい花になり、ドライフラワーとして飾ったり、知っている方も非常に多いと思います。花を触ってみると乾燥しているようにカサカサしていて他の花にはない触感です。プレゼントとしてアクロクリニウムを贈ると、キレイですし、花言葉や別名も良いため、大変喜ばれます。1つの花の知識として、アクロクリニウムは覚えておきたい花ですね。