秋茱萸の開花時期、花言葉、特徴について
目次
読み方
あきぐみ
別名
ハマグミ、カワラグミ
科目
グミ科グミ属
学名
Elaeagnus umbellata
分布
北海道、本州、四国、九州
開花時期
4月〜6月
樹高
2メートル〜3メートル程度
花言葉
「心の純潔」「用心深い」「野生美」
名前の由来
名前の由来は、秋に熟すグミから、秋茱萸という名前がついたという由来があります。学名のElaeagnus umbellataはギリシャ語の「オリーブ」と「セイヨウニンジンボク」が語源となっています。
秋茱萸について
グミ科グミ属の落葉低木です。日本では北海道、本州、四国、九州などに広く分布します。日当たりの良い河原や道端によく生えます。低木の落葉樹です。高さは2メートル〜3メートル程度まで成長します。果実は食用で、果実酒やジャムなどに利用されます。アキグミの材は堅く、農具や工具などに利用されます。10月〜11月頃に赤く熟した果実を採取して、果実酒やジャムにしたりもします。
花の特徴について
4月〜6月に花をつけます。花の色は白から黄色へ変わっていきます。萼筒の長さは6mm〜7mmで先端が4に裂けてます。花弁はありません。萼が花の形となっていて、花の色は白からクリーム色に変わります。
葉の特徴について
葉は白っぽい緑色です。長い楕円形で、互い違いに生えます。葉の縁に鋸歯はありません。葉の裏面は毛が蜜に生えています。
実の特徴について
秋に赤色の直径6mm〜8mm程度の実をつけます。球形の偽果です。偽果は子房以外の部分が加わってできている果実のことです。10月〜11月頃には赤く熟します。実は食用になっていて、果実酒やジャムの材料に用いられています。タンニンを多く含み、トマトの10倍以上のリコピンも含みます。
グミ科について
グミ科は被子植物の科です。温帯から熱帯に分布しています。3属50種程から構成されます。花は花弁がありません。萼が筒状になり4つに裂けています。子房上位です。果実は核果様で、実は食用になります。葉などの表面には毛が生えている。形態的特徴から、古くはジンチョウゲ科あるいはヤマモガシ科に類縁があるとされましたが、バラ目に属することが分かりました。グミ科の3属はグミ属、ヒッポファエ属、シェフェルディア属の3つのことです。
まとめ
食用になっていて、ブルーベリーなどと同じく、果実酒やジャムの材料に用いられています。タンニンを多く含み、トマトの10倍以上のリコピンも含みかなり栄養価の高い植物です。食用だけでなく、材が堅く農具や工具の柄などにも利用されていますので、そこで知っている方も多いと思います。花言葉は「心の純潔」「用心深い」「野生美」と、秋茱萸の育ち方、特徴を表した花言葉になっています。果実は、トマトの10倍以上のリコピンを含み、更には、タンニンを多く含むと聞くだけで食べてみたくなってしまう秋茱萸。ちなみに、秋グミの「グミ」という言葉は、日本の言葉ですので、食べるお菓子のグミとは何ら関係はありません。間違わないようにあしからず。