赤まんまの特徴、開花時期、花言葉
目次
読み方
あかまんま
別名
犬蓼(いぬたで)
科目
タデ科イヌタデ属
学名
Persicaria longiseta
Persicariaは、persica(桃)に由来します。
英名
Creeping Smartweed
開花時期
6月から11月頃
生育
分布
北海道、本州、四国、九州、沖縄、サハリン、朝鮮半島、ヒマラヤなど
花言葉
「あなたのお役に立ちたい」、「あなたのために役立ちたい」
役に立たないという意味でつけられた、花の名前のイヌからきていると思われます。
別名について
アカマンマはイヌタデの別名でもあります。赤い小さな花や果実を赤飯に見立てられ、子どもがおままごとに使ったことから、アカマンマとも呼ばれるようになりました。
アカマンマについて
タデ科イヌタデ属の一年草です。雑草でもあります。葉が桃に似ていることからpersicaが属名由来になりました。アジアの温帯から熱帯に分布します。国内では、北海道、本州、四国、九州、沖縄まで分布しており、田んぼのあぜや道端や野原などに普通に生えています。赤い花や赤い果実が美しく、画材などにも使われます。料理に使われるのはヤナギタデで、別名をホンタデ、マタデなど言います。春から秋にかけて、1〜5cm程度の花穂を出し、紅紫色をした花を蜜につけ、白い花が見られるケースもあります。紅紫色の萼片は4裂もしくは5裂しています。
花の特徴について
紅色の小さい花をたくさんつけます。茎先に長さ1cm〜5cm程度の穂状花序を出します。花弁はありません。花弁に見えるのは萼です。萼は5つに分かれていて花びらのように見えるのです。雄しべは8本あり、雌しべは3本あります。
葉の特徴について
葉の形は楕円形です。互い違いに生えます。葉の両端が尖っていて、葉先に向かって細くなります。葉緑や裏側の葉脈上に毛が生えています。同じ科のオオイヌタデは、葉の根元のさやに毛が生えていませんが、イヌタデは、葉がつく茎の周囲に長さ8ミリ程度の筒状のさやである托葉鞘があり、さやの縁に毛が生えています。
茎の特徴について
茎の基部は横に這っており、多く枝分かれして草むらのように集団を作ります。高さは20〜40cm程度です。茎は円柱形で柔らかく、紅紫色を帯びます。
実の特徴について
花の後にできる実は、果実の中に1つだけ種子があり開かない、三角状のそう果で、卵形で黒く熟します。
まとめ
赤い小さな花と赤い果実が赤飯にも見え、アカマンマを使って、おままごとなどをしていたことからアカマンマ(赤まんま)と呼ばれるようにもなりました。赤い花と果実はとてもキレイです。国内の北海道〜沖縄まで、ほぼ全域に分布しているので、田んぼのあぜや道端、畑など、生活をしていて普通に見ることができるため、多くの人が見たことがあると思います。また、赤い花や赤い果実が、その美しさから画材の原料としても使われています。すごくメジャーな雑草の1つで、雑草という言葉が似合わないアカマンマ。花言葉は「あなたのお役に立ちたい」、「あなたのために役立ちたい」という、献身的な言葉となっています。普段から見ることができるので、次に見た際はじっくりと観察してみましょう。